11 Nov 2008
11月5-7日に沖縄県浦添市にあるJICA(Japan International Cooperation Agency)センターで行動変容の講習を行ってきました.JICAは,日本人の協力隊を海外に送るだけでなく,関連研修員を日本に招いて長期的に研修を行う事業も行っています.JICAセンターは,沖縄以外の地域にもあり,大阪は商売に,東京はビジネスに,などそれぞれの特徴に特化した研修を行うように,私が行った浦添では情報教育,教育工学が中心で,今回の研修は新規で保健医療分野の情報活動に関する研修でした.正式には,保健医療分野におけるIEC(Information, Education and Communication in Health Serctor)活動という集団研修です.
私は,IEC日本人スタッフから,ある日,いきなり,突然,講師の依頼を受け,そこで2日間12時間も英語でレクチャーできるんかいな?,そんな自信がわいてこなかったので,正直,返事を遅らせ遅らせしておりました.最終的に,「チャレンジ」という心構えでお引き受けしたのですが,時期がせまるにつれてPPTの英語版を作るのに四苦八苦して準備も整わないままの「無防備なチャレンジ」であることが徐々に自覚できて,正直,不安な日々を送っていました.アメリカ版でなら「何言うとるのかわからんぞ,go home!」みたいな結末を想像したわけです.
で,このチャレンジは自分にとって大変よい経験になりました.ドミニカ,パキスタン,ヨルダン,メキシコなど多様な国からの代表,彼らは将来それぞれの国で保健行政に関わっていくエリートだと思いますが,そういう人たちとふれあえ,また健康問題の多様さを学べたことは感激ものでした.
私も無理はしませんが,もう少しがんばってもいいかなと思って帰ってきた次第です.
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