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共催シンポジウム「健康心理学の知見を実社会で活用する」

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日本健康心理学会大会が桜美林大学新宿キャンパスで開催されます。当NPO法人では、2日目の9月21日午後1時から、学会と協賛でシンポジウム「健康心理学の知見を実社会で活用する」を実施します。その中で研究で培った内容がなぜ実社会では効果を見せなていないのかについて、プログラム・ドリフト(Program Drift:PD)と電圧降下(Voltage Drop:VD)という用語で説明します。PDとは、介入研究によって得られたエビデンスが、繰り返し行われていくと当初の介入効果が落ちてくる現象で、研究者と違う多様な実践者、たとえば指導者や支援者が関わって人々に実践を促していくと、実際にはもともと実践の核となる要素が強調されていなかったり、内容を端折ったりして、いいかげんに提供されていくことで効果が見られなくなっていく現象です。一方、VDは、厳密な条件統制のもと、研究として実施された介入内容を現実社会に暮らす人々に広げていく、つまり背景が異なるさまざまな人たちに介入していこうとすると、もとの介入内容が人々への適応が薄れていき、そのことで効果がでなくなっていきます。期待される効果が、Efficacy Trial(理想的状況下における介入)→Effectiveness Trial(現実的状況下における介入)→D (dissemination:積極的な普及活動) and I (implementation:実装) Trialというように、社会実装としての範囲が広がっていくにつれて、特徴が異なる多様な対象者と適合しなくなっていくので、効果が低下していきます。

本シンポジウムでは、これらの解決法についても議論したいと思います。

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