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東日本大震災と人間科学 第2回シンポジウム

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 昨日は,朝10時から夕方まで早稲田大学主催の「東日本大震災と人間科学 第2回シンポジウム」の1日目でした.私は,トップバッターで講演、夕方はパネルディスカッションに加わりました.内容的には,被災後のptsdの経緯について,ハーバード大学のSocial Worker,Augusterferさんの話も参考になり,また原発被災者やその関係者のお話を聞いて彼らの葛藤や苦悩の具体的な内容が理解できました.原発事故で別の場所に避難された方も,地域内にとどまっておられる方も,「先の見通し」が立たないために今の生活にadjustできないでいます.動機づけ面接法でいう「両面感情」を思い出しました.新しい環境や生活にchangeしないといけないと思う一方で,慣れ親しんできた原発事故以前の生活に未練がある,こういう両方の感情が天秤にかかって動かないうちは,changeへの決心が固まらないのです.「先の見通し」がたってくれば,両面感情はある程度変わってくると思いました.この「先の見通し」は,もちろん明るいものでなければいけないと思います.
 さて,せっかくの充実した内容でしたが,集客という点では寂しくて残念でした.

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以下の動画は,早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。イベントなどでお使いの場合は,その旨を明示してお使いください。

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