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研究会報告と新しい行動変容理論モデルの紹介

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今週水曜日に行われた研究会の発表は以下の通りでした.(更新遅くなりすみません)

1.Uhrich A., Swaim RL (2007) A Pilot study of a possible effect from a motor task on reading performance. Perceptual and motor skills, 104: 1035-1041(堀内)

2.Davies C, Corry K, Van Itallie A, Vandelanotte C, Caperchione C, Mummery WK (2012).
Prospective associations between intervention components and website engagement in a publicly available physical activity website: the case of 10,000 Steps Australia.
J Med Internet Res.11;14(1):e4. doi:10.2196/jmir.1792(斎藤)

3.Stralen, MM., Vries, H., Mudde, AN., Bolman, C (2009) Efficacy of two tailored interventions promoting physical activity in older adults. American Journal of Preventive Medicine 37(5): 405-417(有田)

4.Paxman, JR., Hall, AC., Harden, CJ., O’keeffe, J. & Simper, TN (2011) Weight loss is coupled with improvements to affective state in obese participants engaged in behavior change therapy based on incremental, self-selected “Small Change” . Nutrition Research 31: 327-337(島崎)

5.Knight C (2007) A resilience framework: perspectives for edicators. Health Education 107(6): 543-555(李)

6.The Health Action Process Approach (HAPA)について:小沼

7.研究の進捗状況:(細井・飯尾)

本日の発表の中で,小沼さん発表のRalf Schwarzerが提唱したThe Health Action Process Approach (HAPA)について,興味深かったので簡単にまとめてみました.
このモデルは,計画的行動理論,社会的認知理論,protection Motivation Theoryなどの連続モデルとTTMなどの段階モデルの改善点を取り入れているということです.

・行動変容の段階は、2段階:動機フェーズと意思フェーズ.動機フェーズは,preintenders,意思フェーズは、intenders, actorsがあり,合計で3段階に分けられる.
・意思を行動に移すスキルが欠けているIntendersには行動計画方略が必要.
・Actorsにはrelapse preventionとしてコーピング計画が必要
・セルフエフィカシーは,全プロセスにおいて必要であるが,次のフェーズに移行するための課題が異なるため,actional self-efficacy, coping self-efficacy, recovery self-efficacy
と区別する必要がある.

今後,HAPAに基づく介入などの論文も読んでみたいと思います.(文責:斎藤)

 

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