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スポーツ指導者のコミュニケーションに関する論文がInternational Journal of Sport and Health Scienceに早期公開されました。

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こんにちは。いい訳ですがバーベキューもあり,またしても先週更新を忘れてしまいました。助手の島崎です。

先月5月21日より”A Study of Nonverbal Communication by Coaches: Relationships between Communication Ability and Coaching Evaluation”という論文が,日本体育学会の英文雑誌,International Journal of Sport and Health Scienceに早期公開されました。

この論文は,2012年に体育学研究(日本体育学会和文雑誌)に公開された,スポーツ指導者の非言語的なコミュニケーション(ジェスチャー,アイコンタクト,表情,話す時の距離など)が,選手のコーチングに対する満足度に大きな影響を及ぼしているという論文を,日本体育学会の2次出版物制度を利用して英語に訳して再度投稿したものです。

2012年以降,この分野の研究はおこなっていなかったのですが,社会問題にもなっているスポーツ指導者の体罰といった,学齢期の児童,生徒,学生のメンタルヘルスやスポーツ参加にマイナスな影響を与える問題に対しても,指導者が自分の意志を暴力に頼らずに伝えていく上で,ノンバーバルコミュニケーションが貢献できるのではないかというところから,再度この研究を基礎にして,国外にもこのような問題や対処のための研究を発信していけるようにというところで,とりあえず英語に直しました。

今はまだ文献収集とスポーツやコーチングに限らず,基礎心理学,言語学,認知科学の専門家の方々から助言をいただいて練っている段階ですが,ひとまず,2020年,東京オリンピックまでには少しでも提言ができるくらいまで育てていければと思っています。
確か,オープンアクセスだったと思いますので,興味のある方は,和文でも英文でもご高覧いただければ幸いです。

(文責:助手 島崎)

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