キーワード/健康観・健康概念、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、健康行動、ライフスタイル、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、ウェルビーイング、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ

ロコモ

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博士課程2年の細井です。
本日の研究会では、4名の発表が行われました。発表内容は以下のとおりです。

堀内:
Evaluation of a Computer-Tailored Physical Activity Intervention in Adolescents in Six European Countries: The Activ-O-Meter in the HELENA Intervention Study.
Bourdeaudhuij ID, Maes L, Henauw SD, Vriendt TD, Moreno LA, Kersting M, Sarri K, Manios Y, Widhalm K, Sjostrom M, Ruiz JR, Haerens L., 2009.
Journal of Adolescent Health, 46, 458-466.

鈴木:Taking control of your personal eating and exercise enviroment : A weightmaintenance program.
Carels RA, Konrad K, Young KM
Eating Behaviors 9, 2008, 228-237.

斉藤:Impact of lifestyle intervention on physical activity and Diet of Japanes workers.
Preventive Medicine, Vol.45, (2007) 146-152

前場:Predictors of Exercise Relapse in a College Population
Sullum J, Matthew MC, Teresa KK
Journal of American College Health 2000; 48: 175-180

現在、私は、高齢者の健康体操に関わる機会が増えてきています。特に最近多く関わっているのが「ロコモ」です。「ロコモ」は「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略で、運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態になることで、2007年に日本整形外科学会により提唱されました。

ロコモの良いところは、新たな疾患名をつけて病院への受診を促すのではなく、セルフチェック、セルフトレーニングを勧めているところです。セルフチェックのツールとして「ロコチェック」が、セルフトレーニングとして「ロコトレ」があります。詳しくは、日本整形外科学会のHPや、ロコモに関する書籍などをご参照ください。

私の研究は、高齢者の方々に「ロコトレ」を継続して行っていただくにはどうしたら良いか、その心理学的なアプローチに関して研究を進めているところです。社会的認知理論やトランスセオレティカルモデルなど、さまざまな理論を応用したアプローチを行っています。

将来的には、他の健康体操などにも応用できるものになるようにしていきたいと考えています。

(文責:D2 細井)

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