30 Mar 2011
東日本大震災から半月以上が経過しました。被災地においては、津波被害で持病の薬が流され、慢性疾患の薬剤不足が問題となっています。私の研究分野である「ぜんそく」においても同様で、休薬によるぜんそく症状の悪化や、避難所等の環境による発作誘発が懸念されています。
4年前、臨床看護師として働いていた頃に私が新人指導を担当した後輩が、この震災で津波被害が大きかった被災地の自治体保健師として働いています。街の被害は甚大で、彼女も連日働いていると連絡がありました。彼女自身も被災者ですが、被災地で保健師として働く様子をきき、彼女の成長とがんばりが本当に頼もしい限りです。
震災後より、同じ医療者として私は何をすべきだろうとずっと考えてきました。私にできることは、研究活動によってアレルギーの子どもやその家族の命や健康を守るという、間接的援助だと思っています。そんな折、より一層研究をがんばろうと決意したそんな春でした。
(文責:D1 飯尾)
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