18 Nov 2011
一昨日は,宮城県女川町に行き,今後のストレスマネジメント介入の打ち合わせを行ってきました.仙台からレンタカーを借り,石巻に着いたときには8ヵ月経ってもまだこういう状況かと思いましたが,女川町に着いたら,さらにひどいもので,今後も復旧には相当の時間がかかると思いました.積み上げられたガレキの山,地盤沈下した港,跡形もない家屋など,どれも津波の怖さを知るに十分でした.
さて,8ヵ月を経て,子どもたちにも教員にも疲れやいらだちが積もり積もっていること,収入の源を断たれ,仮設住宅で過ごす親御さんの心理状態も子どもに影響を与えていることなど,現状をお聞きしました.そこで,教職員の負担をかけずにできる外部からの支援として何ができるかを考え,メンタルヘルス問題の予防行動のプロモーションを目的としたポピュレーションアプローチを提案してきました.今後は,女川町の計画と一緒に組み込めるように実践に向けて具体化していければと思います.
日常生活・災害ストレスマネジメント教育のガイドブックを提供することが第1弾なら,次のポピュレーションアプローチが第2弾の支援であり,健康心理学的な介入のあり方を示すことになります.
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