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テイラー化ぜんそく教育プログラムの有効性

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今週の研究会は、竹中先生はじめ、博士課程の斎藤さん、島崎くんがサンフランシスコで開催されている学会参加のために、お休みでした。

さて、私は、小児ぜんそくの患者教育に関する研究を行っています。ぜんそくは慢性疾患であり、長期的かつ継続的な治療行動が重要であるにもかかわらず、わが国のぜんそく教育は知識の提供にとどまっており、行動変容をもたらす教育が十分に実施されておらず、また、患者教育の研究数自体が少ないという現状があります。

それらの問題を解決すべく、諸外国において示されている知見や、独自に実施した横断研究の知見を基に、テイラー化(Kreuter,1999)の概念を中核に据えた教育プログラムを開発しました。
私の博士論文における最後の研究として、開発したプログラムの有効性をランダム化比較対照試験(RCT)によって検証する研究が、6月から開始されます。
わが国の小児ぜんそくの患者教育概念モデルを構築することが私の博士論文の大きな目的ですが、プログラムの有効性を少しでも示すことができれば…という思いで、日々研究に取り組んでいます。

(文責:D3 飯尾)

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