14 Jul 2010
博士課程2年斎藤めぐみです.
早いもので本日は今年度前期の最後の研究会でした.先生出張の中,学生だけで行われた研究会でしたが,活発な質疑応答が行われました.
発表内容は以下の通りです.(発表順)
(堀内)
Christodoulos AD, Douda HT, Polykratis M, Tokmakidis SP. 2006.
Attitudes towards exercise and physical activity behaviors in Greek schoolchildren after a year long health education intervention.
British Journal of Sports Medicine, 2006, 40, 367-371
(前場)
研究進捗状況
高齢者における運動SE情報源尺度の開発他
(斎藤)
An intervention to promote walking amongst the general population based on an ‘extended’ theory of planned behavior: A waiting list randomized controlled trial
Psychology and Health, Vol.25, No.1, January 2010, 71-88
Darker, C.D; French,D.P; Evens, F.F et al
(原)
A qualitative study of parental and social support for physical activity in underserved adolescents
Wright,M.S.,Wilson,D.K.,Griffin,S. and Evants,A.
HEALTH EDUCATION RESEACH Vol.25 no.2 2010 224-232
(鈴木)
Telephone intervention promoting weight-related health behaviors
Kim.Y., Pike.J., Adams.H., Cross.D., Doyle.C., Foreyt.J.
Prevention Medicine 50 (2010) 112-117
規定の博士課程は3年.半分が過ぎつつあることに焦りを感じています.しかし,焦っても何も生まれませんので,
「目の前にあるやるべきことをたんたんとこなしていく…そうすると何かが見えてくるものだ…」
…という,ある感動したドラマ(「N…」)のセリフのごとく…この夏,たんたんと論文を書きたいと思います(宣言).少なくても2本(目標設定)は,投稿したいなあ….おかげさまで,いいモデルもたくさんいます(擬似的体験)….しかし,まだ成功体験がなく…(><),生理的情動的喚起を味わっていず…セルフエフィカシーが低いかもしれません….
内容は,前回,公表します!と宣言した「ウォーキングを用いたPCで行う行動変容プログラム」のパイロット実験結果をまとめる予定です.宣言しましたので,少しだけ結果を紹介します.
1.歩数:PCプログラム参加者の介入時10週間における歩数は,セルフモニタリングのみを行う冊子利用の統制群と比較して有意に歩数が増加しました.
2.生理的心理的自覚状況:PCプログラム参加者のプログラム後の得点が高くなった人の割合は,有意ではありませんでしたが統制群より多い割合でした.
3.PCプログラムコンテンツの役立ち度:歩数目標設定,歩数増強のための行動ヒント(テイラードメッセージ),ウォーキングの効果についての情報が役立ちコンテンツベスト3でした.
さて,このプログラムは,終了後アンケートによるプログラムの評価を参考に,修正すべき点は修正して,秋に“市場デビュー“することになりました.協力してくださっている関係各位の皆さま,本当にありがとうございます.本格稼働しましたら,またここでその様子をご紹介したいと思います.
なお,色々と視点は変えますが,このパイロット実験結果をストレスマネジメント学会,健康心理学会,体力医学会,公衆衛生学会にてポスター発表する予定です.研究に興味をもってくださった方がいらっしゃいましたら,ぜひ見にいらしてください.
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