キーワード/健康観・健康概念、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、健康行動、ライフスタイル、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、ウェルビーイング、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ

冬休みに入りましたが…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大学は冬休みに入りましたが,卒業論文や修士論文の提出が1月上旬にあるため,研究室は活気と多少の(?)焦燥感にあふれています.
私が担当している卒論生もデータ解析をすませたところです.仮説どおりの結果だけではありませんが,統計的に意味のある興味深い知見を得られたようなので,どのようにまとめてくるか楽しみにしているところです.

さて,私の研究テーマは,受け入れられやすいメッセージとはどのようなものなのか,その要因を特定し,健康行動促進を目的とする情報提供に適用することですが,いくつか調査を行う中で痛感したことがあります.
それは,調査のために作成したメッセージが,調べたいと考えている要因をきちんと反映しているかということです.
「健康行動を実行することによる利益を強調しているメッセージ(運動すると,こんなによいことがありますよ)」のつもりでも,読んだ人にそう感じられていない場合があります.「不利益を強調するメッセージ(運動しないと,こんなに困ったことが起こりますよ)」のつもりでも,同様のことが生じます.
対象者のかた全員に,完全に理解していただけるメッセージを作成することは不可能だと思いますが,要因を反映したメッセージが作成できなければ,要因は特定できませんし,現実場面に応用することもできません.
対象とする健康行動を何にするか,どのような要因を調べ,どのように表現するか…頭を抱える日々が続いています.

(文責:上村)

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

当NPO法人では、外部への情報発信の一環で、「健康経営ちょこっとオンライン講座」:生活習慣病予防とメンタルヘルス不調予防の2シリーズを制作しました。
視聴をご希望の方は、本ホームページ上部右にあります『お問い合わせ』からオンライン講座視聴希望と記入し、氏名、年齢、職業、メールアドレスをお知らせください。
事務局からそれぞれのシリーズについてのurlをお送りします。

お知らせ

以下の動画は,当NPOが最近開発したものも含まれますが、大半は旧早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。
イベントなどでお使いの場合は,開発元の当NPOの名称およびホームページurlを明示してお使いください。

NEW

NEW

学校ポジティブ教育で用いる児童用資料

検索