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地震の影響

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博士課程2年 細井俊希です。

3月11日の地震は、被害が明らかになるにつれ、事態の重大さを痛感しています。我々が暮らす街でも、ガソリンは売り切れ、スーパーでも品不足が続き、いつまで続くか分からない計画停電が実施されています。そんな中で、暴動や略奪が起こらないのは日本人の誇るべき国民性だと思います。

私は、運動機能障害を有する高齢者の運動継続に関する研究を実施しています。運動の継続に影響する心理的要因に関しては海外の研究も多数ありますが、行動を計画し実行するプロセスの中で、国民性というのも非常に大きな要素になっており、海外の研究結果と安易に比較すべきではないのではないかと、今回の地震により考えさせられました。

困った時にはみんなで協力して助け合うという日本人精神は、医療や介護の分野にも反映されており、日本が世界に自慢できるもののひとつであると思います。認知症介護では、日本の介護のノウハウを「KAIGO」として海外に輸出しようという動きもあります。多くの国でこのノウハウが受け入れられることを望みます。

(文責:D2 細井俊希)

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