9 Mar 2011
博士課程2年の斎藤です.
本日は、主に事業所の保健師・管理栄養士など専門職の方々を対象として、竹中先生が講師として招かれた「行動変容を促す実践的な支援プログラムの作成」の研修会に参加しました.研修会の中で、私は、当研究室と株式会社M-pageが共同で開発したiPadを使った「行動変容特定保健指導のための行動変容支援システム」のデモ時に、使い方をお教えするヘルプ要員として参加しました.
先生は、何度もこのような講習会で行動変容を促す実践的な保健指導方法を講義されていますが、受講者が現場に帰っていざ実践しようとするとなかなかうまく実践できない、という過去の参加者の方々の声を多く聞いていたそうです.その声におこたえするということもあり、実際に使える行動変容を促す具体的指導ツールとして、このiPad行動計画作成プログラムが開発されました.
現場に出向き,一度に多くの方々を相手に指導しなければならない今回の受講生の方々にとって、iPadでの指導は、行動変容を促す指導が行えるということだけでなく、小型で持ち運びが便利なこのツールひとつを持っていくだけで、多くの方に個別対応ができるという大変便利なものです.
とはいっても、IT機器ということで活用の敷居が高いために、今回その利便性を知っていただこうとデモが行われました.もちろん、実際に使っていただいた方々から率直な評価をいただき、それを参考にして今後の修正を行うということも考えています.
2度目以降の利用者への配慮、データ蓄積、さらなる資料の提示のリクエストなどの意見もいただきましたが、大好評とまではいかずとも、概ね好意的に評価していただき、無料貸し出しには半数の応募がありました.先生と共同開発者のM-pageの担当の方は大変喜んでいました.
IT機器を用いて行うプログラム開発の研究をしている私にとっても、現場の方々の意見はとても参考になりました.
今後,このプログラムが実際に現場で使われる日が来るとよいなあと思いつつ講習会の会場を後にしました.
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