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遊びの受け身化

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皆さん,小学校の時間割って知ってました.最近はどこも給食の後に掃除をするのです.教室が汚れ切った下校の前ではないのです.

先日,子どもの遊びについて,ある小学校の先生方を対象にしてフォーカスグループインタビューを行ってきました.そこである先生から以下のような話がでました.

週末には,親が子どもをつれてモールなど,お買い物をかねて遊びに行く.そこで親はお金を払って,子どもが好む,カラーボールがいっぱい敷き詰められたような人工的な遊びをさせる.確かに,子どもは喜ぶけれども,こういうのが続いていくと,子どもはいつも与えられるばかりで「受け身」よねって.TVゲームも人に与えられて行う,こういう「受け身」の遊びに慣らされていくと,子どもは将来どうなっていくのかなと.

何でも自分で決められない子どもが増えてきてと.そういえば,うちの大学生でも,授業中に3人一組っていうと,いつまでも組みが組めなくて人に言われるのを待ってる学生,3人一組になれない学生がなんて多いことかと思いました.

週末は,スポーツでなくても公園や空き地で一緒に遊んであげる,しかし,子ども自身の能動的な遊びを促すようにつとめる.お金払って何かをさせるのではなく,親も自分から積極的に子どもにかかわっていく,そういうのが子どもの将来にとって必要なんだなあと改めて思いました.

来週にゼミ合宿を行ったら,そろそろ後期の授業が始まります.夏休み中には,本当にあちらこちら動きまくりました.あ~,疲れた,そろそろ休憩しようかと思った頃に授業が始まります.

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以下の動画は,早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。イベントなどでお使いの場合は,その旨を明示してお使いください。

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