キーワード/健康観・健康概念、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、健康行動、ライフスタイル、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、ウェルビーイング、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ

研究紹介:地域在住高齢者のフレイル予防行動の促進(三浦佳代理事:事務局長)

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こんにちは。
このたび,健康心理教育実践センターの理事(事務局長)を仰せつかりました,
埼玉医科大学の三浦佳代(みうらかよ)です。

今回は,現在私が行っている健康心理学的な介入をご紹介いたします。

私は,理学療法士ということもあり,地域から体操教室の講師をお願いされることがあります。
みんなで一緒に体操をすると楽しく,皆さん,笑顔で帰られます。
しかしながら,体操をお伝えしてそのままでは,おうちでもやってみる人は何人いるでしょう?さらに,継続して体操を日課にする人は…??

ということで,
今年度は,フレイル予防行動を習慣化させるべく,
①体力測定やアンケートをして自身の体力レベルとフレイルのリスクを知ってもらう。
②社会参加,運動,口腔,栄養の専門家がおすすめのフレイル予防行動をお伝えする。
③自身の体力レベルと生活状況を加味して,やってみようと思うフレイル予防行動を決めてもらう。
④決めたフレイル予防行動のそれぞれについて,「いつ,どこで,どのように実施するか」など,具体的に考えてもらう。
④一ヵ月ごとに,自分で実施してみた感じと,書面での専門家からのアドバイスをもとに計画を修正する。
という介入を行っています。

この取り組みは,12月2-3日にみなとみらいで開催される,「日本健康心理学会第36回大会」でお話しする予定です。

理学療法士としてもっている身体に関する知識と,これまで学んできた健康心理学の知見を融合させて,おもしろいことができたらいいなーと思っております。

(文責:三浦)

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お知らせ

以下の動画は,早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。イベントなどでお使いの場合は,その旨を明示してお使いください。

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