キーワード/健康観・健康概念、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、健康行動、ライフスタイル、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、ウェルビーイング、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ

メディア・エンパワメント・プログラムの開発

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最近では,私個人の研究として,メンタルヘルス・プロモーション活動の普及啓発やその行動変容,そしてCOVID-19関連への適用などの研究を行ってきましたが,もう一つ,子どもを対象とした「メディア・エンパワメント・プログラム」の開発研究が進行しています。依存とまでいかなくてもゲームに熱中しすぎて学習がおろそかになったり,朝起きられない,健康を害する,LINEで悪口を書かれたら書き返して友人との関係が険悪になる,最近でもゲームのチャットやSNSで知り合いになった大人について行って監禁された,など子どものメディア関連の問題はいとまなく散見されます。そうすると,大人はいっぺんに規制・制限を考えてしまうのですが,ますます便利さや魅力が増していくメディア使用を止めるのは不可能でしょう。私たち大人だって,通勤時,会議中でさえスマホをはなさない人も多く,生活の中でいまやメディアは必要不可欠な存在になっています。そこで,「賢いメディア・ユーザー」育成するために,欲求の先送りや高まった感情の沈めかた,イフ・ゼン・プランを用いた行動制御のリハーサルなど,禁止・制限とは違ったアプローチによるプログラムを開発中です。動画や介入のためのツール,評価用紙なども徐々にできあがっており,少し時間をかけて全体構成を整えたのちに実践できればと考えています。

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以下の動画は,早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。イベントなどでお使いの場合は,その旨を明示してお使いください。

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