キーワード/健康観・健康概念、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、健康行動、ライフスタイル、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、ウェルビーイング、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ

竹中より

卒論・修論のシーズン

例年のことですが,卒論の提出が1月8日,修論の提出がその翌週ということで,皆さんおしりに火がついてがんばっています.なかでも,アイスホッケーの全日本学生選手権のために他県で合宿を行う2名の卒論生は,特別の許可をもらって,本日無事卒論を提出しました.彼らが行ってきた,ここ1週間の不眠不休の作業ぶりはた…

健康行動の促進をブランド化する方略

昨日の研究会で私が発表した論文は,米国において子どもの身体活動量を増加させようとするVERBキャンペーンに関するものでした.VERBキャンペーンは,早期からの肥満予防を目的として,9-13歳の子どもを対象にして米国疾病対策センターが立ち上げた健康増進行動のキャンペーンです.verb(動詞)というキャ…

東京都特定健診・保健指導事業従事者養成研修

平成21年度東京都特定健診・保健指導事業従事者養成研修:保健指導スキルアップ研修「実践に活かす行動変容の知恵:制度に基づくマニュアル化アプローチからの脱却」 11月2日10時-17時に1回目の研修,そして昨日12月14日10時-17時に2回目の研修を行い,合わせて上記スキルアップの研修を終了し…

「人々を病むべき導きながら,健やかにと命じる」システム

最近,人に勧められてジャーナリストの辺見庸さんの著書を読む機会がありました.彼の著書の中で,資本主義について以下のように例えています.この世のありとあらゆる異なった「質」をお金という同質の「量」に置き換えるシステムであり,「人々を病むべき導きながら,健やかにと命じる」システムでもあると.この本によれ…

岐阜県市町村保健活動推進協議会保健部会の研修

本日は,岐阜県市町村保健活動推進協議会保健部会で保健師さん対象の研修を行ってきました.会場の岐阜県健康科学センターは2両のワンマン電車で岐阜駅から乗り継いで「那加」という駅にありました.たった2時間の講習で伝えきれないこともありましたが,時間いっぱい咽の痛みに耐えながらせいいっぱい話をさせて頂きまし…

日本スポーツ心理学会シンポジウム

本日,首都大学東京で行われた日本スポーツ心理学会シンポジウム「身体活動・運動の実践を促す地域介入:インターベンショニストの視点」に参加してきました.私は,練馬区ウオーキング通信教育プログラムの紹介と徳之島の介入について述べました.ヘルスコミュニケーションの理論・モデルおよび技法を適用することはもちろ…

全国歯科保健指導研修会

一昨日から高知に行ってました.昨夜は,大学のクラブ(早稲田大学体操部)の同級生と後輩2人が集まってくれて4名で飲み会を開催.みんな,昔,ちょいと悪いことをした話で盛り上がりました.でも,今は学校の先生や建築事務所をやってるなど,私も含めて今はちゃんと更正してなんとかやってるもんなあとみんなで笑い合い…

臨床スポーツ医学会シンポジウム

昨日は,神戸国際展示場で開催された臨床スポーツ医学会「年代別にみた小児のスポーツ」というシンポジウムに話題提供者として話をさせて頂きました.私の他には,乳幼児の水中運動を話された先生,思春期におけるスポーツ活動と大人になってからの健康について話された先生,そして心臓病を有する子どものスポーツ活動につ…

仕事がらみでない沖縄旅行に憧れる

昨夜,沖縄券浦添市にある日本国際協力センターでの研修から帰ってきました.今回は,先日,早稲田大学に来訪された6名の研修員(ガーナ2名,ケニア1名,ドミニカ2名,パキスタン1名)を対象としたヘルスコミュニケーションの研修でした.この研修は,今回で3回目の経験で,毎回,もう少し会話をうまくしないと・・・…

最近考える行動変容の方法:うまいaction planの作り方と生理的喚起

一昨日,講義を終えてからすぐに高松に向かい,1泊してから香川県看護協会の研修を行って昨夜帰ってきました.最近は,保健師さん,看護師さん対象の研修依頼が結構あります.皆さん,健康相談,患者教育,また療養時における指導に,従来の知識伝達・指示型とは異なる「新しい視点」を求めていることがよくわかります.行…